パチュリー
学名Pogostemon cablin
科名シソ科
採油方法水蒸気蒸留法
抽出部位
比重0.940〜0.987
・インドネシアやスリランカを原産とするシソ科の多年草です。古くから、
 腹痛や風邪などに対して民間薬として使われてきました。
・また、霍香(カッコウ)とも呼ばれ、沈香や白檀と並び香料として
 馴染みがあると思います。
・乾燥させたパチュリの葉を衣類に挟み、防虫としたようです。
 カシミアショールの輸出の時にしのばせていたようです。
主要含有成分表 提供;KENSO
セスキテルペン炭化水素類(+) ・α-ブルネセン 15-25%
・α-グアイエン 10-20%
・α-パチュレン 4-10%
・セイケレン 2-10%
・アシフィレン、β-カリオフィレン、
 β-グルジュネン、β-パチュレン
セスキテルペンアルコール類 ・パチュロール 15-40%
・ポゴストール
・精油は、オリエンタル調の香りで、数少ないベースノートの一つで、
 香水作りの保留剤として使用できます。
・禁忌として、主要含有成分のセスキテルペンアルコール(パチュロール)に、
 ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型癌疾患、乳腺症などには使用しない。
・パチュロールの分子構造が、エストロゲンの構造と似ている。

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芳香成分類の主な作用と芳香分子の固有作用について
今までに発見されている、芳香成分がもたらす人体への影響は、下記を参考にしてください   
セスキテルペン炭化水素類 (+)に帯電している分子
・強壮作用 3+
・刺激作用 3+
(-)に帯電している分子
・鎮静作用 3+
・抗炎症作用 3+
固有作用

・α-ブルネセン
  (リンパ強壮作用、静脈強壮作用、鬱滞除去作用)
  

セスキテルペンアルコール類 ・ホルモン様作用 2+
   (主にエストロゲン様)
・鬱血除去作用 2+
・強壮作用 2+
・刺激作用 2+
固有作用

・パチュロール
  (細胞組織再生作用)   

NRAD JAPAN 編集:ケモタイプ精油事典より引用

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